AIの過熱 — 期待・導入・投資
国内企業のAIへの期待・導入・投資は、すでに過熱と言える水準にある。だがその熱量がどこに向かっているかを見ると、偏りが見えてくる。
AIに前向き(劇的+大きな改善)
64.9%
PoC以上で導入
79.4%
優先投資が生成AI/エージェント
43.4%
AIへの期待(Q17)
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「劇的な変革」「大きな改善」を合わせた前向きな期待は 64.9%。一方で「あまり期待していない」は 2.7% に過ぎない。期待は明確に先行している。
導入段階(Q18)
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本番運用以上(全社+複数部門+一部部門)で 60.6%、PoC以上では 79.4%。「未検討」はわずか 3.8% で、導入の波はすでに大半の企業に及んでいる。
どう使っているか:AI活用の形態(Q19)
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最多は「会社として市販AIツール・SaaSを導入・推奨」の 43.4%。一方、社内RAGや独自AIエージェントなど自社業務に合わせたAIシステムを独自に構築・運用している割合も 27.9% あり、約4人に1人が作り込みのフェーズに入っている。個人が自主的に市販ツールを使うにとどまる回答も 20.6% 残る。
どこに使っているか:直近12ヶ月のユースケース(Q21・複数選択)
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業務効率化が 68.4% と突出。ナレッジ検索・文書作成といった汎用的な生産性向上が中心で、商品開発(21.2%)やサプライチェーン最適化(8.3%)のような事業固有の応用はまだ薄い。
投資はどこへ向かうか(Q39・Q40)
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投資を増やす(大幅増+増加)企業は 44.8%、減らす企業はわずか 0.8%。投資意欲も明確に上向きだ。問題は、その投資先である。
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優先投資の筆頭は生成AI/エージェント型AIで 43.4% と突出する一方、その出力品質を支えるはずのデータ統合 21.7%・カタログ 12.3%・DWH 11.0% は下位にとどまる。AIには賭けても、土台への投資は後回し——この偏りが、次章「成果の現実」と「核心」につながる。